ジムニー・jeep・パフォーマンス4WD・オールドアメリカ車の中古車販売、およびカスタムショップのカーライブです。

<< 点検・整備について >>


*PANDA納車整備*
 イタリアデザイン界の大御所、ジウジアーロによるちっこくてスクエアでシンプル、
人に心地よく、簡素なインテリア、車ってこれで良いんじゃないって本当に思える
デザインが実に素敵です。実用に充分なトルクを発揮するエンジンをきっちり廻して
走れば気分はイタリアン!!気持ちいい走りと納得の実用燃費が両立しています。
5速左ハンドルで少々個性的な操作系とチープな作りが向かない人には向かない
と思いますが、理解できる人、本能的にぴったりきた人にはとても楽しく乗れると
思います。手を掛けてメンテナンスするべきところはするという当たり前のことに素直
に答えてくれるイタリアのベーシックカー、20年以上のロングセラーに納得です!


走行6万km台とまだまだこれから美味しいパンダちゃん!とはいえ機械には
経年の劣化がありますので、当店では気になる点はキッチリメンテナンスで新しい
オーナー様に可愛がっていただけるよう心がけています。
エンジン廻りにオイルの垂れがあるのでタペットカバーをはずしてパッキンの交換と
シーリング、同時にタイミングベルトの状態点検、タイミングベルトカバーの新調、
プラグ交換まで行います。

カム山もきれいで前オーナーのオイル管理の良さが伺えますね。交換後1万km
ほどのタイミングベルトはいい状態です。張り具合も点検です。

外側のエンジンドライブベルトは目視では悪くなかったのですが、外してみると裏に
硬化によるヒビがみられ即交換です。


ブレーキパットは使える状態ですがローターの減りが気になり同時に思い切って
交換しました。ローターは「ブレンボ」製です!


このPANDAは4x4なので、エンジンオイル、ミッションオイル、デフオイルも当社の
基準によりすべて交換いたします。燃料フィルターの到着を待つ間は磨き作業で
更にカワユク仕上げです!!




*マフラー取り付け出来ない?*
 さて、車検の保安基準に適合するか??な社外のマフラーを交換する為、
アメリカに発注していたリーズナブルなリプレイスマフラーを取り付けようとすると、
???あれ車体側にハンガーが無いよ???マフラーを間違えたかと確認して
みても間違いなし。車体側を良く見ると不審なボルト穴。オーナーさんに「マフラー
付ける時、何か外さなかった?」と聞くと「あ〜、もしかして何かステー有ったかも」
「それ、有る?」「いや〜捨てたかも・・・・」・・・・・さてさてでは何とかしなければ、
ということで、ステーを製作することにしました。新しいマフラーをあてがい、位置関係
の把握と対応するステーの形状、寸法をイメージ、測定していざ製作。

さくさくっと溶接して、錆びないようにペイント。きっちりボルト止めして
バッチリと取り付け完了です。村の鍛冶屋にはこんな作業もお任せ下さい!





*基本の基本、プラグ交換*
 最近は、点火系の性能アップや、燃料マネージメントの最適化などにより
劣化も少なくなり交換なんてあまり意識しなくなってしまったスパークプラグ。
面倒でも、ちゃんと点検交換が必要ですぞ〜!話題のイリジュウムプラグでも
やはり使っているうちに当然劣化はあります。煤け具合でのエンジンコンディション
の確認も普段のフィーリングと付き合わせると思い当たる事が有ったりして。
写真は、V6エンジンのマスタングですがV8より簡単とはいえ、事前に邪魔な
パーツを外してアクセスし易くする等、慎重に手間を惜しまず行うのが、作業の
ポイントです。プラグは1〜2回転緩めたところでプラグホール近辺のゴミをエアで
飛ばしてシリンダー内に異物が入らないようにするのも基本ですね。いきなり全部
外さないこと!


プラグワイヤー側の端子の状態も確認しましょう。新品プラグ装着後は、明らかに
エンジンの振動が減ったりします。うれしい瞬間です。同時にワイヤーや、古い車
の場合は、デスビキャップ、ローターも消耗品と割り切ってさくっと交換しましょう。







*オイルメンテナンスのお奨め!
 さあ〜夏本番!と浮かれる前に、チョット愛車のオイルに気を使ってみましょう。
いつも点検しているようでも点検スティックに付いたオイルはあまり汚れていないよう
でも実際抜いてみると真っ黒なんてものです。
 オートマチックオイルは色だけでなく「クンクン」と匂いを嗅いでツント来る焦げ臭さが
無いかも大事な判断基準です。五感をフルに使いましょう。点検時はゴミの混入に
特に気をつけて行いましょう。ATオイルとストレイナーの定期的な交換は推奨できる
良いメンテナンスで、同時にオイルパンの清掃と磁石についた鉄粉の清掃もできます。
クルマの個体差により留意する点がありますので、ご相談下さい。

@当店使用のお奨めオイル
 当店では、アメリカンブランドで高品質、しかもリーズナブルにサービスできることを
考慮して「SUNOCO」オイルを主に使用しています。「SUNOCO」はサンオイル
カンパニーのことで、現在日本で供給しているものは日本サン石油株式会社にて
製造されていますが、本国のアメリカでも1886年からの歴史ある企業で、NASCAR
のオフィシャル燃料のサプライなど、レーシングシーンでロゴを見かけた方も多いと思います。

#エンジンオイル

ターボエンジンから高出力車にも安心のエンジン保護性能の「ウルトラ」10W−40
夏場は特に大排気量車、ヨーロッパ車にもお奨めの「ウルトラGT」20W−50も
常時在庫
 価格:1リッター消費税込み945円〜
     オイルエレメント各種1個840円〜、アメリカ車、ジャガー用も在ります。

#オートマチックオイル

「ウルトラシンセティックATF」
JASO規格適合で国産車の摩擦特性にもマッチし、安定した送油を実現した部分
合成油。ヒストリックカーやDEXRONU、V指定車輌にもベストマッチの高性能
「ウルトラATF」も常時在庫有ります。古めのアメリカ車のATオイル交換でお悩みの方
ご相談下さい。チェンジャー完備。
 価格:1リッター997円〜

#ギアー、デフオイル

GL5規格。適応範囲の広い80W−90番です。4x4、FR車のデフも対応。
高負荷のデフなど対応の85W-140もすぐにお取り寄せできます。
メーカー純正の摩擦調整剤指定の場合もお取り寄せできます。
 価格:1リッター997円〜






*ミッションオイルダダ漏れ!*
 シンプルで軽快、操って気持ちいいフィアットのパンダ。さてさて何やらドライブシャフトから
オイルが伝わってだんだんに地面のしみが大きくなり点検してみると、ミッション側のブーツに
裂け目が広がっている様子。ブーツを潰すとオイルがジュワっと噴出してくるので早速部品を
手配し修理となりました。
取り外したドライブシャフトです。ブーツだけでなくシールベアリングも同時交換です。
ベアリングの形が違い、一瞬焦りましたが互換性があるようで一安心・・・。


これが、ミッション側です。ミッションオイルを遮るのはブーツのみですので、裂け目が入ると
今回のようにオイルが漏れ出してきます。


ミッション側に刺さるシャフトのベアリング。面白い形です。結構好きですこういうものが・・。


新しいシールベアリングとブーツを組んで、スッキリリフレッシュです!!






*二度手間?*
 ランドクルーザー77のウオーターポンプ交換です。いつもの駐車場で車の下にクーラントの
漏れ跡があるとのことで入庫し、点検するとウオーターポンプの下にクーラント溜まりを発見、
即交換となりました。ランドクルーザーのディーゼル車はポンプがタイミングケースの奥にあり
交換にはタイミングベルトの取り外しとヘッドカバーを浮かせてタイミングケースの取り外しが
必要となりかなり手間のかかる方の車種です。その為10万kmのタイベル交換時に一緒に
ウオーターポンプを交換すると工賃も割安になるのですが、水漏れなどがないとポンプの部品代を掛けたくない為、オーナーさんの意向で手をつけない場合がありますが、今回のケースの
ように結局あとで手を入れる場合は、二度手間と二重に工賃が掛かってしまいます。どちらが良いかはその時の事情により判断になると思いますが、このような構造の場合、安心料と思って同時に交換した方が、ベターかなとは思います。





*こんな所も大事です
消耗品を定期的に交換する事の効果と大切さはお客様との会話の中でも折々お話させて
いただいていますが、思いがけないところでも壊れる事は有るんです。意外と。

ここで、大事なポイントは、「事前の変化、変調に気を配ってみる」ということと、「壊れたからといって愛車を悪く思わない」ということです。現車はまたまたXJチェロキーですが、こういう部品もリプレイスで供給されるという事は、当然メンテナンスの必要性を物語っていますが普通は
国産車感覚ではメンテナンスフリーと思いがちな部分ではあります。
微振動の症状がありタイヤや足回りの点検でも特に異常なし、下にもぐってしばし観察すると
なにやら赤錆っぽい感じと思いプロペラシャフトを揺するとガクガクするので判明!
外してみると、ぼろぼろとアカ錆びたニードルベアリングがこぼれ落ちもうひとつのキャップにはなんと!!ニードルベアリングがひとつも入っていないではないですか!!!
これでは、満足に動きませんし、当然振動も有りで、外れる前にメンテできて一安心ですが
本当は気をつけていればもっと早く修理できましたね。

新しい、パーツを組んで愛車も喜んでいますよ!




*オイル管理の大切さ
皆さんがオイル交換というときに、普通はエンジンオイルを思い浮かべるのではないでしょうか?
高温、燃焼ガス、等の過酷な状況でのエンジンオイルの重要性は言うまでもありません。
エンジンなど機関部をだめにするのはオイル管理の悪さが主因ではないでしょうか。では、
普段あまり気に掛けないデフやトランスファー、ミッションなどのオイルは、どうなのでしょうか?
最近は、ATオイルの交換を気にする方も増え、それはそれでとてもよい傾向だとおもいますが、デフやトランスファーなどは車の取扱説明書でも数万kmで交換となっているのであまり気にしていない方がほとんどではないでしょうか?
点検ホールからのオイルの状況確認では、きれいそうに見えても実はかなり劣化している場合がほとんどのようです。
実際の事例をご紹介いたします。
EX:XJチェロキーのリアデフ

点検ホールのゴムキャップを開けると、ジワリとオイルが垂れてくるので、量はまずOK。
色は、フロントと比べると若干の濁りが出ている程度と思ったのですが、念のため交換しようと
カバーを開けたところ、ケースの下に溜まっていたと思われる黒い濁りが排出されてきました。
特に機械式のリミテッドスリップデフ付の車は、構造上プレートの回転による金属粉の発生も
考慮して、シビアなオイル管理が必要と思います。チョットでも濁りやにおいのキツさを感じたら
躊躇無くオイル交換する事をお奨めいたします。

JEEP系では、オイル交換時に純正の摩擦調整剤の使用を推奨しています。
4駆の場合はリアは交換しているのにフロントはほったらかしという場合も要注意!
オイルは消耗品と割り切ってすっきり交換しましょう!
当店では、アメリカンブランドにこだわり、高品質なSUNOCOオイルで、皆さんの愛車を
お守りいたします!!



*車検、足廻りの構造変更など、お気軽にお問い合わせ下さい。

当店では、納車前の点検整備を下記のとおり行います。

納車前、基本的には交換する部分
    ○ エンジンオイル
    ○ オイルフィルター
    ○ ミッションオイル
    ○ ATFオイル
    ○ ATFオイルフィルター
    ○ 燃料フィルター
    ○ ラジエタークーラント
    ○ トランスファーオイル
    ○ デフオイル
    ○ ブレーキオイル
    ○ ラジエターキャップ
    ○ グリスアップ

納車前、必要に応じて交換部分
  (交換箇所は納車の際にご説明します)
    ○ スパークプラグ
    ○ プラグワイヤー
    ○ デスビロター
    ○ デスビキャップ
    ○ エアフィルター
    ○ タイミングベルト
    ○ ウォーターポンプ
    ○ サーモスタット
    ○ ラジエターホース類
    ○ 各種ベルト類
    ○ ワイパーゴム
    ○ パワステオイル
    ○ PCVバルブ
    ○ 水切りモール類
    ○ ショックアブリーバ
    ○ ブッシュ類
        ○ ブレーキパッド

12ヶ月、24ヶ月相当の点検整備
  (整備にかかる費用につきましては、お客様負担となることがございますので
   予めご了承ください。)